「仮想通貨を買いたいんだけどどこの取引所を使ったらいいかな?コインチェックってよく聞くけど…」
仮想通貨を初めて購入する時は、国内仮想通貨取引所について調べますよね。
その際に、ネット上でよく表示されるのは「コインチェック」だと思います。
本記事では、そのコインチェックで取引する際の注意点と他の取引所との比較をしていきます。
コインチェックは手数料が高めに設定されている!?
仮想通貨取引にかかる手数料
仮想通貨の取引では以下の手数料がかかってきます。
- 仮想通貨の売買手数料
…取引所取引の手数料
…販売所取引の手数料
…手数料相当額(スプレッド) - 入金手数料
- 出金手数料
- 仮想通貨の送金手数料
これらの手数料は取引所ごとに異なっており、知識がないまま取引をすると手数料で大きく損をする事になります。
コインチェックにおける手数料
さて、本題のコインチェックにおける手数料ですが、入出金手数料や仮想通貨の送金手数料で他の取引所と比較して割高の設定となっています。
また、後述する販売所取引のスプレッドにより余計な手数料を支払うことがあります。
コインチェックがネット上で推奨されている理由
これはズバリ、アフィリエイト報酬が高いからだと言われています。
アフィリエイト報酬とはサービスの紹介者に広告主が支払う報酬のことです。
つまり、コインチェックを勧めて登録が取れると紹介料として高額の報酬がもらえるということです。
他の取引所との手数料比較
比較表
Coincheck | DMM Bitcoin | GMOコイン | bitFlyer | bitbank | BITPOINT | |
取引手数料 (販売所) |
無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) | 無料(スプレッドあり) |
取引手数料 (取引所) |
Maker:0% Taker:0% |
ー | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
Maker:0.15% Taker:0.15% |
Maker:-0.02% Taker:0.12% |
Maker:0% Taker:0% |
ビットコイン 送金手数料 |
変動手数料制 | 無料 | 無料 | 0.0004BTC | 0.0006BTC | 0BTC |
アルトコイン 送金手数料 |
変動手数料制 0.15XRP … |
無料 | 無料 | 0.005ETH 0.005ETC … |
0.15XRP 0.005ETH … |
無料 |
入金手数料 (銀行振込) |
入金に係る 銀行振込手数料 |
入金に係る 銀行振込手数料 |
入金に係る 銀行振込手数料 |
入金に係る 銀行振込手数料 |
入金に係る 銀行振込手数料 |
入金に係る 銀行振込手数料 |
入金手数料 (コンビニ入金) |
770円〜 | - | - | - | - | - |
入金手数料 (クイック入金) |
770円〜 | 無料 | 無料 | 住信SBI:無料 住信SBI以外:330円 |
- | 無料 |
出金手数料 | 407円 | 無料 | 無料 | 220〜770円 | 550〜770円 | 330円 |
取引所(現物)の板に出ている指値注文について売買が成立した際に、その指値注文を出していた取引参加者を「Maker」と呼び、その相手方となる注文を発注した側を「Taker」と呼びます。
販売所は使わない
どの取引所を使うにしても「販売所」での取引には注意しないといけません。
上記の通り販売所での取引手数料は無料ですが、売買には広めのスプレッドが設定されています。このスプレッド分が実質的な手数料になります。
<例)Coincheck 販売所>
買値 | 売値 | スプレッド | |
BTC | 4,779,900円 | 4,494,800円 | 5.96% |
ETH | 322,500円 | 299,350円 | 7.18% |
ETC | 3,169.4円 | 2,966.8円 | 6.39% |
※2022年3月16日の情報です
コインチェックでは、販売所と取引所の両方で取り扱われている通貨と販売所のみで取り扱われている通過があります。
販売所 | 取引所 | |
取扱い銘柄 | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) リスク(LSK) ファクトム(FCT) リップル(XRP) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) クアンタム(QTUM) ベーシックアテンショントークン(BAT) アイオーエスティー(IOST) エンジンコイン(ENJ) オーエムジー(OMG) パレットコイン(PLT) |
ビットコイン(BTC) イーサリアムクラシック(ETC) ファクトム(FCT) モナコイン(MONA) パレットトークン(PLT) |
表中の下線以外の通貨については、販売所でしか購入することができないため、スプレッド相当の手数料がかかることを理解しておきましょう。
コインチェックでの口座開設がおすすめな人
だたしコインチェックにもメリットがないわけではありません。
<メリット>
- アプリが見やすく初心者でも使いやすい
- 東証一部上場のマネックスグループが母体となっているため安心
- 取扱い銘柄が多い(国内取引所最多)
① 暗号資産の取引が初めての人
1つ目は暗号資産の取引が初めての人です。Coincheckは初心者でも操作がわかりやすく使いやすいとの定評があるからです。
② スマホアプリで取引を完結したい人
2つ目はスマホアプリで取引を完結したいと考えている人です。Coincheckのスマホアプリでは、チャートの確認だけでなく実際の取引も可能です。
アプリでは取引できない取引方法もいくつか存在するものの、スマートフォンで取引ができるとタイミングを逃さず売買できるため、アプリで取引できるメリットは大きいでしょう。
③ さまざまな暗号資産を購入したい人
3つ目はさまざまな暗号資産を購入したい人です。Coincheckは国内の暗号資産取引所の中でも、暗号資産の取り扱い数が多いことで知られています。
2018年に匿名性の高いコインなどの取り扱いが停止になりましたが、依然としてCoincheckの暗号資産の取り扱い数は国内取引所の中ではトップクラスとなっています。
④ ビットコイン(BTC)のトレードをしたい人
4つ目はビットコインのトレードをしたい人です。
Coincheckのビットコイン取引所は取引手数料が無料なため、頻繁にビットコインの売買をしたいユーザーには使い勝手のよい取引所であるといえるでしょう。
まとめ
コインチェックは、スマホのアプリが見やすく使いやすい、経営母体がしっかりしていて安心感があるなどメリットもある取引所です。
しかし、初心者は特にデメリットの面もしっかりと把握して利用していくようにしましょう。
- イーサリアムなど、販売所でしか取り扱っていない銘柄については、コインチェックでは買わない
- 仮想通貨の送金を目的とした購入は、送金手数料が無料な他の取引所で購入する