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副業が会社にバレない方法|盲点についても解説

「会社で副業が禁止されているんだけど、バレない方法ってないの…?」
「ネットで副業がバレない方法の記事を見たけど、これって本当かな?」

給与はなかなか上がらないなか、税金や社会保険料だけは増えていく。
年功序列が崩壊し、将来の生活のために収入の柱を増やしたい。
そのような中で、副業を始めたいと思いつつも、会社で副業が禁止されているという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、副業が会社にバレないようにするための方法を解説していきます。

ラライ
ラライ
いろんな情報が出回っていますが、正しい情報をしっかりおさえておきましょう

100%副業がバレない方法はない

ネット上では「これをすれば副業がバレない!」などといった情報も数多くありますが、
結論、絶対にバレないという副業はありません。

しかし、バレにくい副業を選択したり、後述する方法によってなるべくバレないように工夫することはできます。

ラライ
ラライ
100%は無理だが、バレにくくすることはできるということですね

まずは副業がバレてしまう原因を知っておきましょう。

副業がバレるパターン

住民税が増加する

副業がバレる主な理由は、住民税の納税額が増えることです。

住民税はその前の年の所得金額によって決まり、会社に納付書が届きます。同じ給与水準の社員と比べて住民税の額が増えていると、会社の給与以外の収入があることがわかってしまいます。

自分で「給与+副業収入」の確定申告をして納税しても、住民税の額から副業がバレてしまうのです。

これについて、これは後述する確定申告書の提出の際に工夫をすることで対策することができます

社会保険料が変化する

パートやアルバイトでその職場でも社会保険に加入するとバレることになります。

2つ以上の会社で働き、双方の会社で社会保険加入義務が発生すると、
「健康保険・厚生年金保険資格取得確認、二以上事業所勤務被保険者決定及び標準報酬決定通知書」という通知が会社の人事宛てに送付されてきます。

この場合は、その中でアルバイト先やパート先の収入記載されるので、一発でバレます。

他の社員からの密告

副業をしているところを職場の人に見られ、会社側に密告されてしまえば、副業をしていることがバレてしまいます。

社内で副業の作業をし、画面を閉じないまま離席してしまってばれる
SNSやブログ、動画などの投稿に個人を特定できうる情報を入れてしまい、その投稿が見つかってばれる
副業で働いていたお店に、たまたま社内メンバーがお客さんとして来てばれる
といった例が挙げられます。

また、親しい同僚にだけ副業をしていることを話すという人もいるかもしれません。
しかし、たとえ信頼している同僚であっても、飲み会で酔った勢いでうっかり話してしまうこともあり得ます。

確定申告の無申告

副業収入があるにもかかわらず、年末調整のみで確定申告をしなかった場合、税務署から申告漏れを指摘されることがあります。

個人の確定申告にはマイナンバーの添付が義務になったこともあり、今まで以上に国民の所得を国に把握されるようになりました。

違法行為があったとなれば、税務署から会社へ「税金が未払いであること」が通知され、副業をしていたことがバレます。

副業をバレないようにする方法

住民税を普通徴収にする

住民税が増加することにより副業がバレてしまうケースへの対策としては、住民税を直接自治体に納付する方法があります。

これは「普通徴収」と呼ばれる方法で、会社が納付する「特別徴収」とは異なり、会社が住民税の総額を把握できないため、税金から副業がバレる心配がなくなります。

普通徴収にすれば、会社からの給料分の住民税の納付書は勤め先に、副業分の住民税は自宅などに納付書が届くので、納付書からは副業がばれないということです。

確定申告書を提出する際に、住民税を自分で納付する「普通徴収」を選ぶようにしましょう。

ただし、住民税の普通徴収が可能な自治体は一部に限られているため、住んでいる市区町村が普通徴収に対応しているか事前に確認しておきましょう。

また、総務省は今後、特別徴収による住民税の納税を推進する方針が公表されてます。

会社の人には話さない

副業が軌道に乗り始めると、つい自分からもぽろっと副業のことを話してしまいがちです。親しい同僚にうっかり漏らしたことで、噂話が社内を巡り、人事部などにバレてしまうということもあります。

どんなに口の固い同僚に対しても、秘密を守り通す心がけが大事です。

SNSの使い方に気を付ける

SNSへの投稿で副業がバレてしまうことがあるので注意が必要です。
アカウントを別にしていても、投稿内容から個人が特定されてしまうことがあります。

在宅でできる副業にする

飲食店などのアルバイトで副業をした場合、仕事中に会社の人に会うこともあるでしょう。

副業を選ぶ際には、人の目につきにくい、以下のような在宅でできるものがおすすめです。

  • webライタティング
  • ブログ
  • プログラミング
  • Webサイト制作
  • Webデザイン
  • イラスト作成
  • 動画編集
  • せどり、物販ビジネス

これらの副業についての詳細は、こちらの記事でまとめています。

スキルアップをしながら稼げる副業8選「将来的なスキルにつながってお金も稼げる副業はないだろうか...」 「副業でスキルを身につけてキャリアアップも目指したい」 「副業を...

副業がバレない方法についてのQ&A

現金手渡しの副業なら会社にばれない?

アルバイトやパートなどで「受け取り方が現金手渡しであればバレない」という説がありますが、これは間違いです。

支払い方法が現金であっても、会社は「給与支払報告書」(誰にいくら支払ったのかという情報)を作成して、各従業員が住んでいる市区町村に提出する義務があります。

そのため、誰がいくら給与をもらっているのかは、たとえ現金払いでも市区町村には把握されまる。
これにより、前述のとおり住民税の金額の変化で副業の事実がばれてしまう可能性があるのです。

マイナンバーから副業はバレる?

マイナンバーから副業が会社にバレるということはありません。

マイナンバーから個人の所得を調べることは現状許されておらず、会社が他の収入を覗き見ることはできません。

マイナンバーから個人の全収入が把握できるのは行政だけです。

まとめ

副業が100%バレない方法はないが、以下の対策でバレにくくすることが可能

  • 住民税を普通徴収にする
  • 社内の人には副業については決して口外しない
  • SNSの発信には気を付ける
  • 在宅でできるものなど周りの目が届かない副業をする